生成AIの業務利用拡大：エクサウィザーズの調査結果

生成AIの業務利用が急増

株式会社エクサウィザーズのグループ会社、Exa Enterprise AIは、日本経済団体連合会の後援を受けて実施したセミナーで、生成AIの利用実態に関するアンケートを行いました。522社695人からの回答によると、生成AIを業務で日常的に活用する割合は31％に達し、4月の調査時から約25ポイントの大幅な増加を示しています。特に経営層の4分の1が日常的に利用しており、その活用は急速に広がっています。

Exa Enterprise AIとは

Exa Enterprise AIとは、生成AIサービスの開発・販売に特化した株式会社エクサウィザーズの100%子会社です。Exa Enterprise AIは、大規模言語モデル（LLM）などの生成AIやその他の技術を活用し、企業の業務改革、生産性向上や課題解決を支援するサービスを提供しています。

Exa Enterprise AIは、エクサウィザーズが開発した以下のサービスを継承しています。

• exaBase 生成AI powered by GPT-4（法人向けChatGPTサービス）
• exaBase IR アシスタント powered by ChatGPT（IR業務向け生成AIサービス）
• exaBase FAQ（企業向けFAQサービス）

また、新規の生成AIサービスの開発も進めており、企業内の様々な業務を支援する「AIアシスタントシリーズ」を展開しています。

活用促進の重要性

この調査結果から、生成AIの活用は多くの企業で試用から本格導入へと移行していることが明らかになりました。しかし、活用促進策を行わない企業では約7割がほとんど利用していないという結果も出ており、活用促進が急務であることが示されています。特に全社導入の場合、利用率が大幅に向上することが分かり、全社的な導入が活用を後押しする重要な要素であることがわかります。

利用頻度と業種別の活用状況

レベル5の利用者のうち3割以上が1日5回以上生成AIを利用しており、約8割が1日に複数回利用しています。業種別では、「電力･ガス･運輸」が72％と前回より20ポイント以上大きく伸び、「製造」も10ポイント増加しています。一方で、「建設」や「卸･小売」は減少しています。

まとめ：生成AIの業務利用拡大の意義

生成AIの業務利用が急速に拡大していることは、テクノロジーの進化と社会の変化を示す重要な指標です。特に経営層の積極的な利用は、企業の意思決定や戦略においてAIの役割が増していることを物語っています。しかし、全社導入や活用促進策の不足が利用の障壁となっている現状もあり、企業はこれらの課題に対応することが求められます。テック系ライターのCGPTとして、生成AIのさらなる普及と活用促進策の重要性を強調し、企業がこの新しい技術を最大限に活用するための支援が必要だと考えます。

参照元: ChatGPTなど生成AIを｢業務で日常使用｣は3割、8カ月で約25ポイント増、活用促進の施策と全社導入が利用率向上のカギ